という本を読みました。
「いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと」
大学生を貧困地域の学校に
教師として派遣する、というプログラムを
全米で展開している、ウェンディー・コップさんの
立ち上げから今に至るまでのストーリーを
まとめた本です。
相変わらず、
英治出版は良い本を出してくるなぁ、と
感謝。
「英治出版」
http://www.eijipress.co.jp/
やっぱり日本語だと手に取りやすいし、
とても助かります。
さて、本の方は、
ちょっと変わった社会変革のための活動のストーリー。
大学生時代に卒業論文で、
ティーチ・フォー・アメリカの案を作り上げ、
それを実際に形にしていった、というところが
まずおもしろいですが、
何より、社会的なインパクトに焦点を置いたところが
「あー、なるほどなー」と思いました。
ティーチ・フォー・アメリカは、
立ち上げ初年度から、500人の学生を
各学校に送り出すという、
大きな規模を持ってはじめています。
一方で、組織を立ち上げて運営していたのは
大学を卒業したばかりの22歳の女性です。
普通に考えても、
小さくやってモデルを作って
大きく展開する、ということが
あるかな、と思います。
資金も無い中でのスタートならなおさら。
周囲の助言も
資金提供者も
当たり前のようにそうした意見になったそうです。
けれど、最後まで規模にこだわる。
その姿の中に、規模こそが
大きなコンセプトだったのかな。と
読み終えて振り返ると感じるところです。
インパクトのあるムーブメントだ、
ということ自体が、この活動の根幹を支える特徴として
必要不可欠だったように思います。
お、今日はなんだかまじめな雰囲気だ☆
まじめな感じで続けてみて、
この話を自分のほうにこの学びを落としてみると、
「規模のインパクト」という要素は、
今までそれ自体を取り上げて考えていませんでした。
ここに焦点を置くと、
今やっていることの意味や、
これからやろうとしていることの方向性に
新しいものが生まれてくる感じがします。
最近、ダイアログBarのこれからの展開を
よく考えますが、
そこに一つの新しい光をもらった
そんな感覚です。
今日からは、ゴールデンウィーク。
(会社は、木金もお休みです☆)
まずは、3日間清里でワークショップに参加してきます。
で、家に戻って、
最後の3日間は、プロセスワークの創始者
アーノルド・ミンデルさんのワークショップ。
とっても楽しみ。な一方で、
どう考えても、家庭に貢献できていない感覚が残念。。
ちょうど読み返していた
「シンクロニシティ」の
今朝読んでいたページに
目の前の活動への取り組みと家庭とのバランス
についての邂逅が書かれていました。
ほどほどにしておけよ、ということですね。
おっしゃるとおりです。
気をつけます。ごめんなさい。
それではまたー。