長い一日の始まり。
朝一番は、新しい参加者も加えて、
1日目の振り返りからはじまります。
グラフィックレコードが大活躍。
まずは、みんなでギャラリーウォーク。
1日目に描いていただいたグラフィックを
見て回ります。
グラフィックファシリテーターの
ゆにさんから、グラフィックファシリテーションについて
簡単にお話ししていただきました。
ゆにさんと一緒に出来るのは、
去年に続いて2回目。だけど、本当にうれしい。
ただ単にレコーディングしてもらえるのが嬉しいわけじゃなく、
ゆにさんを通じて、場の質が転換されていきます。
そして、
グラフィックダイアログ。
絵を元に振り返りと対話を同時に起こしていきます。
これだけ濃密な時間が
わずか30分。
そして、午前の2つめのセッションは
プロセスワークセンター事務局長の横山さんに
プロセスワークのワークを用いた、
未来と現在と個人ー社会を統合していく
イメージワークをしていただきました。
まずは、簡単な考え方とワークの説明。
そして、デモンストレーション。
もちろん、その間、
ゆにさんには絵を描いていただきます。
会場内ではいろいろなことが同時進行。
こちらは、写真撮影担当と茶飯担当のお二人。
スタッフにも別のプロセスが
流れていました☆
午前が終わり、
2日目のほぼ全ての時間を使って、
オープンスペーステクノロジー(OST)
というプロセスを用いた対話の時間が始まります。
ファシリテーターは嘉村賢州さん。
国内屈指のOSTの実践者です。
去年は、参加者として未来を創るワークショップに
来ていただき、今年はファシリテーターをしていただきました。
まずは、嘉村さんから
OSTについてのインストラクション。
OSTの持つ力は、「自主自立」です。
ここからはスタッフも嘉村さんを除いて、
全員、裏の控え室に撤収。
一切を参加者に任せるために、
あらゆる関わりを極力起こさないようにしました。
OSTのインストラクション中も、
参加者に姿が映らないように
控え室でユーストリーム中継から見守ります。
OSTでは、議題も全て参加者が自ら提出し、
どのテーマに参加するかも自ら決定していきます。
これは、議題出しの様子。
こんなにたくさんの議題が生まれました。
議題出しが終われば、
参加/不参加、時間の管理、テーマの変遷など
すべて参加者にゆだねられます。
テーマを出しての対話の他に、
途中で生まれたテーマや出会いの中で
至る所に対話の華が咲きました。
途中経過の様子は、
ゆにさんがスケッチブックを持って
絵にして回ってくれます。
広い会場の中で、
真ん中の部屋を横切れば、
それぞれの場所でどんな話が展開されているのかを
一目に見れる掲示板コーナーが生まれました。
話されていた内容は
例えば、こんな感じ。
グループは生き物のように、
生まれたり消えたりしながら、
様々な話し合いが、行われました。
この日、1日目にグラフィックレコードをしてもらっていた
井口さんには、
写真を使ったコラージュを作成してもらっていました。
この作業、思う以上に大変です。
1日がかり。
そして、もう1つ。
会場の一部を使って、
参加者同士の関心をマッピングする
ブックツリーというワークが
進められていました。
ファシリテーションの担当は、あや。
この2つは、
終了の鐘の後に華開きます。
そして、4時間半の対話の時間を経て
OSTが終了。
再び、中央の会場に参加者が戻り、
感想と気づきのシェアを行いました。
シェアが終わり、残り時間は30分。
最後は西村君が再びバトンを受けます。
2日間のプロセスを、
会場の外に出し、363日に展開することが
最後の30分の役割です。
まずは、クールダウンと結晶を取り出すための
「沈黙の時間」。
10分間、それぞれが1人の時間を過ごしました。
そして、もう一度メイン会場に戻り、
それぞれの考えをシェアします。
これで、未来を創るワークショップ2010は終了。
が、
終わらないプロセスは、
そのまま終了後の会場に対話の華を咲かせました。
完成したコラージュ(プロセスレコーディング)
と
ブックツリーも終了後の会場を彩ります。
「created by Naho Iguchi」
もう1つ、
映像と写真を使った
「リアルタイムドキュメンテーション」
というものを創っていただきました。
これもすごい!
JASRACの申請と参加者の確認が取れれば、
YouTubeでシェアしたいと思います。
(JASRACの申請の方法を誰か教えてくださいー。)
終わらない対話。
ミラツクから何が生まれるのかは、
2010年の残りの日々、私たちの残りの日々に
託されました。
対話が未来を創る。
去年のミラツクがたくさんのものを
生み出したように、
この新しいミラツクがまた
様々なものを生み出すはず。
何が生まれるかは分かりません。
でも、何かが生まれる確信は感じれました。
363日のための2日間。
それが未来を創るワークショップです。
次はまた来年。
(やるのかなぁ)
未来を創るワークショップ2010。
閉幕。
関わってくださった全ての方々、
本当にありがとうございました!
そして、それぞれの未来を創りましょう☆
※未来を創るワークショップは、30人の有志スタッフによって
自己組織化されて企画・運営されたワークショップです。
問い合わせや質問等は info@dialog-bar.net までご連絡下さい。