という集まりの準備ダイアログとして、
ワールドカフェ&OST(オープンスペーステクノロジー)を用いた
参加者間のダイアログをさせていたさきました☆
今月は、いろんな分野で
ワールドカフェやOSTなどで
様々な対話をさせてもらっています。
「企業内のダイバシティ推進」
「国際保健システム」
「ソーシャルメディア」
「教育の未来を創る」
「地球サミット2012」
このうち、
「教育の未来」と「地球サミット2012」は、
マルチステークホルダーが集まる場で、
特に「教育の未来」は、まさに
マルチステークホルダーダイアログを1つの目的とした
場として生み出されたものです。
「教育の未来」は、様々な人の呼びかけから
校長先生から現場の先生、大学の先生、コンサルタント、研修講師、
塾、社会人教育、研究者、などなど
様々な教育に関わる人たちがやって来ました☆
ちょっとこのマルチステークホルダーダイアログからの
学びについて取り上げてみたいと思います。
マルチステークホルダーダイアログの体験から
とても大きな学びになったのは、
「テーマに関わる人たちの集まり」と
「テーマに関心がある人たちの集まり」は
くっきり違う場だという事。
組織開発の仕事で現場にいたころは、
その組織のメンバー全員の参加する対話の場
なんかも行っていたんですけど、
別組織の人たちが集まる
マルチステークホルダーというのは、
また別の場が生まれるんだなー、と。
簡単に言うと「難しい」
けど、「起こる」。
という悩ましい構造が現れます。
対話の場に多様なステークホルダーが集まる必要性は
いろんなところで言われている。
一方で、それだけの多様性を支えきるために
ファシリテーターにはなかなか厳しい場面がたくさんやってきます。
「教育の未来で」
僕自身が陥りそうになったのは、
その場に起こっている混乱の分析。
そして、対応しようとすること。
危うく陥りそうになって踏みとどまれたのは、
「一体、自分は何をし忘れているだろう」
という問いを持てたこと。
本来、どんなに多様な人たちが集まっても
ワールドカフェもOSTも機能する。
むしろ機能するようにセッティングされてる。
としたら、自分たちがやり忘れている事があるはず。
でも、どこかの瞬間で、
参加者や参加者間の関係性、構想に原因を
見ようとしてしまう。
目の前に場で起こっている”課題”が分かりやすすぎて、
そこに取り組もうとしてしまう。
そんな状況が
マルチステークホルダーダイアログには
起こるんだということを学びました。
マルチステークホルダーダイアログは、
確かに成果も大きく、
様々なプロジェクトが始まったり、
それまで課題となっていた壁が低くなったりします。
けど、大変さがある。
まずは、集まって互いに話し合うこと、学び合う事に
関心がある人たちが集まる場を設け、
経験を積んでから、
マルチステークホルダーダイアログの場に
挑戦してもいいんじゃないかな、と思います。
それか、ある程度経験を積んだ人と一緒に場を設ける。
これなら、
どんなときにも適切にコーチングしてもらえますし、
成果も出るし、学びも大きい。
Art of Hostingも、
徒弟制のようなコーチ制を取ってますが、
この構造がもっと一般的になって、
新たにチャレンジする人が
経験を積んだ人たちとのつながりを持って
実践に取り組んでいけたらいいな、と思います。
今日はまじめな話でした!☆
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離島での対話を通じて学ぶリーダーシップとよりよい地域づくり
「ラーニングジャーニー in 海士町」10/21-25
http://www.dialog-bar.net/LJ_ama.pdf
対話の場をリードし、コミュニティを創り上げる
「Art of Hostingワークショップ」 11/19-21 at 清里
http://www.artofhosting-japan.org/aoh_panf.pdf
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