「Art of Hostingの誕生と潮流ー新しいリーダーシップー」
の報告です。
ゲストは、
トカさん、ボブさん(Wing)、ボブさん(Stilger)という
この秋のArt of Hostingワークショップを支える、実践豊かな
3名のホスト達。
ボブさん(Wing)

最初、ランダムに座っていたら、
ボブ(Stilger)がサークルになろう
と行ったところから始まりました。
そして、参加者の関心を元に
トカさん、ボブ(Wing)、ボブ(Stilger)が
まるでリレートークのように話していきます。
このジャズのような話の流れ。
即興で、受け渡しがあり、組み合わされ、進んでいく。
相変わらずかっこいい。

いくつか印象的だった言葉をご紹介します。
「ボブ(Wing)」
AoHで学ぶこと。それは、どうやって関係性をつないでいくかということ。
源にあるのは、すべてのひとを尊重すること。
AoHは様々な人々を招き入れることで成り立っている。
一番わるいやりかたは、ただ話すだけ。
もっともいいやり方の一つは、「一緒に何ができるかな?」という問いです。
言葉だけではなくて行動も伴います。
「ボブ(Stilger)」
12世紀のチベットの先生がくれた問い
「一度しかない大切な人生でなにをするか?」この問いを常に忘れなければ決断を助けてくれる。
シンプルにしてくれる。自分が何をするか。
「トカ」
Art of Hostingはホスティング道。剣道や茶道、弓道と同じ「道」
Art of Hostingの特徴は実践です。そして「道」もまた頭で考えるアイデアではなく実践です。
AoHの四つの実践。四つの道。それは
1:自分自身を招き入れる。Self Hostingのアート。
2:聴くことのアート。自分の持っている思い込み、偏見を脇に置く。
3:みんなを招き入れて、アートして、収穫する。参加者からみんなをホストする立場へステップアップする。
4:ともに作っていくことのアート。リーダーが一緒にリードしていく。
私たちがこの四つを実践すれば、サークルの中心に統合されます。
私たちは自分の中心からなにを発信しているか。
ART OF。芸術とは終わりがない。ホスティグの道。
途中、ボブ(Stilger)が、
ちょっと参加者と一緒に考えてみたいということで
「どうして、ワールドカフェやAIがこんなに急速に日本で広がったのでしょう。
そこにどんな可能性があるでしょう?」
という問いで1ラウンドだけのワールドカフェを行いました。
参加者:ワールドカフェ、AIがポピュラーになったのは世代、時代があったのでは。
戦争を体験した人は正解がどこかに存在する文化に育った。
何かに従おうとする。何か正しいものに従おうとする。
1990年の半ばまでは、最後は先生、こんな答えでいいのでしょうかと先生に聞いてくる。もし問答があった。それ以降は先生に聞かなくなってきた。
誰も自分の答えが正しいか他人に聞かなくてもいいんだとわかってきた。
それはジェネレーションの問題。
参加者:すごくワールドカフェが広がっている。
ファシリテーターの作為がない。参加者はつながれた喜び、
自分の意見が尊重された喜び、一体感。
結論は曖昧だけど、深められる。時代にマッチしている。
勝手に広がったという感じ。女性とか若い人が生き生きする場。
尊重されている人は肩身の狭い思いをする傾向がある。
中央から知を広げるのではなく、現場から知が広がっている
この時代に非常にマッチしている気がする。
参加者:日本人にとって大きな場で話すのは難しい。
一対一で話すのも恥ずかしい。4.5人のグループがきわめて居心地がいい。
WCのルールがシンプル。
日本人はお互いの言っていることを尊重のまなざしで聞くのがなれている。
英語だと言葉に重きを置く、その言葉にはどんな正確な意味があるのか。
日本では必ずしもすべてが口に出されていないということになれている。
一つ一つのことが明確にされていない空間に心地よさを感じる。
日本の文化にワールドカフェがマッチする。
そんな話が参加者の感想から現れました。
休憩を挟んで、再度3人の話へ。
そして、チェックアウト。
本当にあっという間の2時間半でした。
チェックアウトは、一人一言で
「今日持ち帰りたいもの」をテーマに話してもらいました。
沈黙と空間
スペース
やっぱり
自分をホストする
インビテーション
自分をホストする
曖昧さを大切にする
自分のスペースに他人を招き入れる
ホスティングは昔からあるもの
かけがえのないもの
スペース
インビテーション
ホスティング道
ライフタイムプラクティス
大切な対話
オープンハート
サークルとサイエンス
プレシャスライフ
大切な人生
みんなで聞くと聞こえないことも聞こえてくる
体現する
センターにあるものがみんなをつなぐ
実践
念堂
大きな感謝
耳を澄ませること
一度の大切な人生
核
インビテーション
なにをするのか
際立ってくるもの
一度しかない大切な人生
たった2時間半をサークルから始め、途中ワールドカフェも交えながら
単なる講義ではなく、まさにArt of Hostingを実践してもらった2時間半でした。
Art of Hostingの自由さと、彼らの身から溢れる自然なスキルに
改めて感謝と感銘を受けた夜になりました。
11月25日の夜には、東京大学で再度トカさん、ボブさん(Wing)、
ボブさん(Stilger)に登場いただき、中野民夫さんを加えて4名で
「対話」に焦点を置いたイベントを行います
11/25「 私たちを対話へと誘うもの
〜ファシリテーション・ホスティングの過去・現在・未来〜」
詳しくは→ http://bit.ly/9OIN3J
よかったらこの機会にぜひ参加してみてください。
では^^