陸前高田の未来をつくる対話プロジェクトー第二回ダイアログ
でした。
NPO法人陸前高田創生ふるさと会議とNPO法人ミラツク
の恊働プロジェクトとして始まったこの取り組み、
11月に打ち合わせ、12月に第一回ダイアログ、とはじまり
第二回のダイアログでした。
震災から11ヶ月が経つ陸前高田の市街地は、
今も何も無いままです。
対話は、地元+東京を中心とした県外の方で集まり、
前半はチェックインとOST。
「外から見て、陸前高田はどうするべきだと思うか」
「高田のこと語っぺ会の今後の方向性」
「高田のこと、外に発信するには」
「小さい雇用をたくさん作るには」
の4つがトピックにあがり、グループに分かれて話し合いました。
今回は、
「小さい雇用をたくさん作るには」
と
「高田のこと語っぺ会の今後の方向性」
チームの話し合いに加わりました。
雇用の問題。
それは、働く意識の問題でもある、という地元の方の話が
とても印象的でした。
失業保険の額よりはるかに低い給料で、
しかも以前の職とは異なる仕事に就くかどうか。
まず、一体どういう心境の中で働く意識が芽生え、
自分が就く仕事を見つけていけるのか。
雇用の問題は、
人口流出は経済基盤、地域活性などの鍵となるので
そこに根本原因を見がちですが、
そもそもその雇用の問題が何なのか、
見えにくい中のさらに見えにくい構造について
話をすること、話を聞くことが出来た1時間でした。
雇用の数や起業家の育成ではなく、
どうやって地元の人一人一人の気持ちと共に進んでいくか。
また、地元で自ら話し合いの場を設けようと奮闘している
「高田のこと語っぺ会」。
陸前高田のために、何かをしなきゃと動き出した
東京在住の大学生たちが運営している会です。
このプロジェクトの話し合いの型も学びながら、
今後、さらに頻度を増やして、地元発で集まれる場を設けていく。
陸前高田創生ふるさと会議も同様の場を設け始めています。
こうした取り組みがそれぞれつながり合い、
日々地元を考える話し合いの場が行われ、
それぞれに参加する人がちがっても、
それらがつながることで、住民発の地域づくりが動いていけば。
1人、また1人と動き始めるプロセスは
とてもゆっくりに見えますが、
こうやって動きが重なり合い、響き合っていくにつれて
確実に変化につながっていってると感じます。
次回は、2/26(日)
後半は、この会自体をより良くする為にどうすればいいのか、について話し合いました。
何をするのかも分からなかった中、呼ばれてやってきた前回から、
次回以降について考え始めた今回。
大きく前進した時間でした。
陸前高田創生ふるさと会議の福田さんが最後に言った
「一見もどかしくゆっくりなようだが、このやり方が実は一番早いと思う」
こそこのプロジェクトの軸。
次回もとても楽しみです。
「陸前高田の未来をつくる対話プロジェクト」Webサイト
http://emerging-future.org/pj/rikuzen/