世界がもし100人の村だったら
51人は、都市に
49人は、農村や砂漠や草原に
住んでいます。
都市の面積は、
世界の陸地の3%です。
(『世界がもし100人の村だったら 完結編』,池田香代子著,より)
昨日に続いて入院読書シリーズ。
第二弾(?)は、
世界からのメッセージです。
100人の村のお話は有名なので
ご存知の方も多いはず。
ところで、「子ども編」「食料編」「完結編」と
シリーズが出ているのはご存知ですか。
完結編は、
写真をふんだんに使った改訂版。
テーマは、未来。
「世界がもし100人の村だったら 完結編」
シンプルだけど、
大事なことがぎゅっと詰まっています。
巻末の資料や、コラムも充実○
子ども向けだ、とかそういうことは全くなく、
むしろ子どもの方が学校で習っていて詳しいので、
大人向けの本だと思います。
もうちょっと詳しい内容や、
日本のことを中心に見たいときにおすすめなのが、
この本。
おすすめの理由は、
データの豊富さだけじゃなくて、
システム思考や複雑系の考え方がしっかり入っていて
バランスがいいこと。
しかも、分かりやすくて読みやすい。
「地球データマップ 世界の”今”から”未来”を考える」
NHKの番組が元になってます。
いい番組を作りますね。
食料、戦争、貧困、文化多様性、グローバル経済
生物多様性、環境、温暖化、パーマカルチャー。
とテーマも広く、でもそんなに浅くはなく、
たった100ページによくまとめてくれてます^^
そして、最後はこの一冊。
「地球の法則と選ぶべき未来 ドネラ・メドウズ博士からのメッセージ」
ドネラ・メドウズ博士は、旦那さんの
デニス・メドウズ博士と一緒に
「成長の限界」というレポートを書かれた方です。
成長の限界が書かれてから30余年。
ドネラさんは、数年前に亡くなられていますが、
この本を読んで、
10年前に知っていたら、
「最も会いたい人」の一人だったなぁ、と感じました。
本の最後にこんなエピソードが載っています。
ドネラさんは、ある日大学教授の仕事を辞職されたそうです。
その理由が
「これ以上、論文を書いても、
既に関心がある人や、地球の現状を知っている人が
より詳しくなるだけで、本当に伝えたい人に届かない。
だから、本や新聞のコラムを書くことに力を注ぐために
大学の仕事を辞める。」(引用ではありません)
世界にこんな人がいたということが、
幸せだと感じます。
おかげで、この本も読めました。
この本も元は新聞のコラムで、
とても読みやすいのでおすすめです。
今日は、世界を考える日。
”今”から”未来”を考える。

(ただ今、申込み10名/残席8)
posted by DialogueBar at 08:22|
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